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7/23(日) 子ども里山そうぞう学校 第2回

津市白山町亀ヶ広・雲出川で
筧晴・川の先生のお話し
会館にもどってからの振り返り

~ 自然教室「水の学習」 ~

担当: 講師責任者:筧 晴 

・・・・・・人の中から沸き起こる「笑顔」のすごさ、大人の役割分担・・・・・・

リアル体験の企画を立てることはできても、理想とする良いプログラムを提供することは難しい。 多くの大人たちの協力、そしてそれぞれの大人がやるべき任務を果たしその時間を楽しむといった姿勢のカッコよさ=そのことが大切なんだと実感した一日となりました。

例えば、魚を釣りあげる場面は見れなくても、長い長い釣竿を持って川の中に立っている姿はかっこいい。 川の中でロープを引いたポールを持ってくれているだけでも、川のことを良く理解していることはわかる。 ちょいとタモをつかえば、そのさばき方からただ者でないことは伝わってくる。 川岸で子ども達にライフジャケットを着せてくれたり、水を出してくれたりするその行動はなめらかで安心できる。 と、私は大人なので頭で分析し文章にしてしまうけれど、子ども達の様子を見ていると、川や水への好奇心が解放されていく過程に、この達人たちの豊かな自然な笑顔が、どんどんドンドン子ども達に伝染して、水に入っていったりザリガニを触って見たり、、、という勇気に変わっていき、子ども達からわいてくる笑顔にも深く力強さを感じて、本当にうれしい気持ち、気持ちよさを感じる時間となりました。

●行政:バスの手配、全体の進行状況確認

●地域の達人(二本木保全会・白山道しるべの会・森劇男性協力者):川岸の草刈り、テント・木陰休憩所の設置・手洗い大型タンク準備・簡易トイレ清掃設置・ライフジャケットはかグッズの準備・ザリガニ、オイカワといった見学用生き物の確保・生き物捕獲の仕掛け・・・・・・・その他細かい準備

●母の会:おにぎりつくり(個数の計算、一個の大きさ、炊く量の計算、時間設定、使う材料の選定・・・・・・他、いろいろなそうぞう。

私たちも、たくさんシュミレーションして、スタッフ同士疑問や不安や希望を言葉に変えて、当日を迎えました。 違った場所で準備しながら、子どもたちの笑顔をみんなで共有することができるんだな!と喜びがあったことは確かです。 コーディネートすることの任務にも慣れずに頑張っていきたいと思います。

・10:00  津市のマイクロバスの協力で森の劇場から、白山町亀ヶ広へ移動        *いつかガシガシ歩いて移動したいけれど、近年の気象状況をみると厳しい

・10:30  筧先生の約束説明を終え、いざ川へ

●準備体操

➡足首から膝、腰から首まで(子ども達の表情がシャン!!となっていく(^^))

➡顔をつけてみる、水のかけ合い

➡川の中探検(自分で怖いと思った子はライフジャケット・浮き輪などと利用)

➡達人が釣っててくれていた魚(ウグイ・オイカワそれにブラックバス)を見せてもらいながら説明を聞く、ブラックバスの生きる場所はアメリカであり、なぜ今日本の川にいるのか、ブラックバスがオイカワなどの魚を食べてしまうことを説明し筧先生は、その場でブラックバス(特定外来生物)を殺した。なぜ殺さなければならないのか?筧先生の真剣な説明に子ども達の息遣いは少し変化し、その必要性をどこかで感じ取ったように思えた。

➡川渡!向こうの岸まで。穏やかながら川の流れを感じ慎重になる子も多くいた。

➡ザリガニ・川虫など触る体験。手に乗せバトンタッチしていく。一人の勇気は(^^)これまた伝染していく。勢いにのってしまい触ってしまった(>_<)という子も、何やら満足そうだった。 

➡少し休憩後、自由遊び。一人でぷかぷか浮いている女の子、タモをもって潜っていく男の子、魚のように群れとなって移動する子ども達、どんな方法もOKだよ!と言ってくれる、自然と達人の笑顔があった。  嬉しいなと感じた。

・11:30 みんなの母の会提供の「しおむすび」をみんなで食べた。       お米もこだわりの逸品ながら、母がこだわった『塩』に、「このおにぎり甘くておいしぃ~」と子どもの声が上がった(*^^*) おかずはないけど、いいモノ提供してくれる。最高は6年男児の8個!!!

・12:30 バスで帰館、バスに乗り込むとき雨が降り始めた。お天道様ありがとう。

・13:30 まで、自由時間。図書館で本を読む子、ゆっくり過ごす子、ソフトドッチボールに熱中する子それぞれ。

・13:30~自然学習振り返りと基礎表現

●班に分かれ、①「たのしい・うれしいと感じたこと」②「いやだな・怖いなと感じたこと」③「気づいたこと、知ったこと」を代表二人が発表。

①エビの抜け殻、アユ、ハゼを見つけたこと。  いろんな生き物を捕まえたこと。  ザリガニを始めてつかめたこと。  魚を近くで見れたこと。  おにぎりを食べたこと。

②ザリガニに挟まれた。  潜ったとき砂で前が見えなかったこと。  足に藻が絡まった。  靴に砂が入ったこと。  変な幼虫がいた。  水が汚くて顔を付けるのが嫌だったこと。  石に苔がついていた。  おにぎりをいっぱい食べたけど、もっといっぱい食べた子がいたこと。

③アユは石についた藻を食べる。  ブラックバスはアユを食べる。  ブラックバスはアメリカから日本に来た。  アユがいる川はキレイなこと。  川が汚れると魚がいなくなること。  魚は集団で泳いでいた。

6班で二人ずつなので結構長い時間だったが、子ども達は人の意見に耳を傾けていた。一緒に体験してきたばかりのことなので、その意見を共有できるからかしら?いろんな実体験の中から、どんなことが嬉しくて、どんなことが嫌だ!と感じるのかを知っていってくれることでしょう。

●体幹をイメージした、カラダづかいを二種類ほど、この身体の中をイメージ(頭)でとらえ、それを動きに変えていく(カラダ)システムは、現代だから必要なこと。 半年の間に、この頭と肉体のバランスのとり方を何となく身に着けてくれるのではないか?という希望が、子ども達の動きから感じられた。

・15:00  自分で次回の持ち物をメモして解散。

次回は、たこ坂井田先生の「モビール」作りです。 風の妖精をそうぞうしますよ(^'^)  お楽しみに。


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